教室セミナー

Association between Tobacco Smoking and Active Tuberculosis in Taiwan: Prospective Cohort Study.

Am J Respir Crit Care Med 2009; 180: 475-480. 12歳以上の17,699人のTaiwan National Interview Surveyの参加者を2001年から2004年までフォローして得た57人の結核罹患者について、リスク要因を多重ロジスティック解析などで検討。喫煙者の調整オッズ比は1…

酸化ストレスマーカー

今日は大学院生のAndyが勉強中の酸化ストレスマーカーについて発表。先週の黒潮町でのフィールド調査でサンプリングした尿を使って、測定しようとしているマーカーについて発表。まだ、発表になれていないらしく足りない部分も多かったが、いろいろと資料を…

酸化ストレスマーカー

今日は大学院生のAndyが勉強中の酸化ストレスマーカーについて発表。先週の黒潮町でのフィールド調査でサンプリングした尿を使って、測定しようとしているマーカーについて発表。まだ、発表になれていないらしく足りない部分も多かったが、いろいろと資料を…

Update in Lung Cancer

Blue JournalのUpdateシリーズ5月号から。今週はLung cancer、昨日の当教室大学院生のための疫学講義には風邪のため、欠席したNarongponさんが担当のこの日は責任感から薬を飲みながら発表。きれいにPPTにまとめて発表してくれた。臨床的な基礎的事項をバッ…

肺機能検査

今日は大学院1年目のDr. Narongpon Dumavibahtが肺機能検査について説明した。Dr. NarongponはタイのMahidol大学Siriraj病院からの留学生で呼吸器内科専門医、且つ、産業医学の専門医である。Siriraj病院では厳密にATSガイドラインにそって複数回のFVC検査を…

Update in Asthma

今日は、ハワイ大学の医学部生三人が来室。環境医学教室セミナーに参加した。今日はNgatuさんの担当で、表題のBlue Journalのレビューの予定であったが、急きょILO国際じん肺分類の説明も加えた。3人の医学部生のうち、2人は日系アメリカ人で、日本語を交え…

Serum Vitamin D levels and markers of severity of childhood asthma in Costa Rica

母親が妊娠中にビタミンDを摂取していた場合、小児の繰り返す喘鳴のリスクが減少することが同じグループから報告されているが、今回の検討は血中のビタミンD(血清25-hydroxyvitamin D)値と肺機能検査結果とを比較した。対象は7,282人の6−14歳までの小児(…

リサーチコースの星野くんがブタインフルエンザについて発表。メキシコの養豚場周辺から各国に広がり昨日Phase 5となったがH1N1のブタインフルエンザについて、基本的な事項を説明した。これに弘田講師の公衆衛生レクチャーも疫学の例としてブタインフルエン…

コンゴ民主共和国の結核問題

今年から大学院生に加わったAndreさんの発表。これまで携わった結核問題について話をしてくれた。コンゴでは医学部卒業までに卒業論文の提出が必須とのことで、その時におこなった未成年妊婦の調査についても少し話をしてくれた。現代社会で常識となっている…

環境医学セミナー

本日は大学院生Ngatuさんが5月の産業衛生学会で発表予定の医師会認定産業医に対するじん肺胸部エックス線読影講習の前後での読影結果について発表。新しく加わったAndreさんも積極的に質問していた。じん肺胸部エックス線読影講習は有名なFelsonが米国のACR…

第二回環境医学セミナー

リサーチコース希望の2年生2名ともう1名、3年生1名、5年生2名の計6名の医学生が今回は参加。今年からスタッフに加わった栄徳勝光助教の今までの研究内容の報告と、その背景を生かして環境因子の健康影響にエピジェネティクスの観点から切り込んでいこうとい…

教室セミナー初回

昨日から新しい年度の環境医学教室セミナーが開始した。新任の助教である栄徳勝光先生と大学院生Mzembo Basiluwa Andre先生が今回新しいメンバーとして加わり、現在、留学生ビザ取得のためにタイで準備中のNarongpon Dumavibhat先生を加えると3名が新たに加…

じん肺画像診断

今日の教室セミナーは、いろいろと皆さん予定があったのか2名だけの参加。学生さんは授業が終わっていなくなってしまったらしい。 2名でICOHでの発表予定のポスター内容のチェックを行なった。このICOHも今回は事務局がどうもしっかりしていない。3月末の発…

いろいろ

さて、今日の教室セミナーは、山田養蜂場のグラントをもらっている弘田先生が実験の進行状況について説明。まあまあうまく行っている様子。気管支喘息の動物実験系がいろいろと活用できています。学会発表等を乞うご期待。 また、Ngatu先生が先回に引き続き…

セミナー&アフリカ

大学院生Ngatuさんの塵肺エックス線読影講習の前後での医師の読影結果の変化についての検討。かなりStataの扱いに慣れてきたようで、結果をちゃんとLogファイルに残せるようになっている。感度特異度の計算もお手のもので一年間の修練の賜物だ。どうにか形と…

新大学院生など

12日は新規採用予定の助教の先生の面接や大学院生として4月から来日予定のタイ王国マヒドン大学附属シリラジ病院のNarongpon先生が大学院入学試験を受けるために当教室を訪問するなど人の交流の多い日だった。この日の教室セミナーでは今年は博士課程の1年目…

ブレインストーミング

最近医学教育のFDにもよく使われる、KJ法を使って、現在本学の整形外科と黒潮町でやっているフィールド調査に関するブレンストーミングをおこなった。限られた時間のなかで数名が一つのことに対して頭を絞るというのは一人で考えるより、面白い考えが出てく…

今月の予定

環境医学セミナーを毎週木曜18時から2時間程度開催中。環境医学教室のホームページで連絡できるようになるまで、こちらで案内します。随時更新。11月20日(木) 明日は抄読会とAIR Pneumoに使うILO Classification の読影シートの読み取り作業について 11月2…

赴任して一年経過

高知に来て1年経ったが、この教室セミナーにしても一年間継続して形を残せるようなことをすべきだったかと、反省が多い。前回から疫学の勉強用に本読み会を開始したが、前回参加した3名が今日も参加し、熱心に聴いていた。少人数でのセミナーは一人ひとりの…

Designing Clinical Research

教室の活動報告が滞っているが、何もしていないのではなくて忙しすぎ。昨日は、予定通り教室セミナーが開催され、CummingsのDesinging Clinical Researchの本読み会を開始した。この本は、私が岡山大学公衆衛生の大学院生だった頃、Harvard School of Public…

定期的に必ず参加する岡本君以外は学部学生の参加はなく、少し寂しいセミナーだったが、先週からのEnvironmental Health Secrets抄読とNgatuさんの平和村プロジェクトに関して、Maunji村の現状リポートがありました。ビデオで現地スタッフが事前調査に行った…

USMLE step 1 合格への道

リサーチコース6年生の吉年君が最近step 1に合格。その合格体験記を話してくれました。彼はBLSやACLSの研修なども熱心に行っていて学生でACLSの修了証も持っているとのこと。私も福井にいたときに北米型のERを熱心にされている先生たちがおられたので、勉強…

中皮腫細胞のp21抑制が抗がん剤の作用を増強

Enhanced Antitumor Therapy by Inhibition of p21waf1 in Human Malignant Mesothelioma Lazzarini R et al. Clin Cancer Res 2008;14:5099-5107. Cell cycle regulatorであるp21に注目して、これを阻害することでdoxorubicin, etoposide, CPT11などの抗が…

研究会再開

まだ、学生さんは参加しませんが、研究会再開。 perfluorocarbonを使ってsevere Respiratory Distress Syndrome を治療したというNEJMの論文抄読。臨床研修の最初に回ったのがNICUだったので、興味深く読みました。perfluorocarbonは人工血液として開発され…

前半のまとめ

お盆前の最後のセミナー来週はお休みします。 進行中のいくつかのプロジェクトについて、進捗状況を説明し、スタッフがそれぞれの得意分野を生かして研究の相乗効果がでるようにテーマの選択をしていきたい。現状では勿体無い状況もあり。 じん肺の画像につ…

統計手法

今日は大学院生のNgatuさんがInternational Congress of Occupational Healthに出題すべくいま分析している読影実験の結果について、実地形式でやってみました。私たちの教室では従来SPSSを使っていましたが、私が来てからはLSHTMで使っていたStataを皆さん…

アスベストとシリカのNALP3経由の免疫活性化

Dostert C et al. Innate Immune Activation Through NALP3 Inflammasome Sensing of Asbestos and Silica. Sience 2008;320(5876):674-677. アスベストやシリカなどの空気汚染物質の吸入が肺の炎症や繊維化、癌化に関係があることは知られているが、どのよ…

Can West save the rest?

Economics of Education: コロンビア大学大学院で教育経済学を研究中のシャーマン・エリさんが上記題目で講演。英語で学んだことなので英語の方が内容がよく伝えられるとのことで英語で講演してくれた。学生もいつものメンバーに加えてたくさん参加し、教授…

3世代ふれあい検診つづき

一週間を経て2年生を中心にほぼ説明のパワーポイントも出来上がっていた。整形外科を中心に転倒防止を考えての健診を行っているので、そのあたりにテーマを絞ってかなり分かりやすい内容となっている。途中の説明は寸劇を使って小学生に関心を持たせようと…

主に三世代健診ピア教育

大学生によるピア教育のたたき台作り。30分の中でどのように健康について話をするか。また、三世代健診の受診者はお年寄りで、内容も転倒防止の意味合いが強い。こうしたところにも関連付けた話ができるかどうかが勝負。2年生が中心になって結構骨組みはでき…