Serum Vitamin D levels and markers of severity of childhood asthma in Costa Rica

母親が妊娠中にビタミンDを摂取していた場合、小児の繰り返す喘鳴のリスクが減少することが同じグループから報告されているが、今回の検討は血中のビタミンD(血清25-hydroxyvitamin D)値と肺機能検査結果とを比較した。対象は7,282人の6−14歳までの小児(親が2001年から2006年までに質問紙調査に答えた)の中から2,714人が医師による喘息の診断を受け、少なくとも2回以上の呼吸器症状か喘息発作のあった。この中の616人が親戚ではないのだが、曾祖父の代で同じ先祖を持っている可能性が高いことが判明しており、この小児が対象となった。肺機能は200μgのalbuterol吸入前後での測定を行い、いくつかの抗原についてパッチテスト、Total IgEと特異的IgEとを測定している。血清25-hydroxyvitamin D値はradioimmunoassayで行った。ビタミンD値が増加するにしたがって、喘息の重症度に関する項目の程度が低くなる負の関連があることがわかった。ビタミンDに関連する日照時間の長い赤道地域のコスタリカでの調査であることが興味深い。