震災から1週間

震災直後から阪神のことを思い出したのもあるけれど、圧倒的な悲惨な映像の連続で、思い気持が漂っている。私たちの医師仲間も東北に被災しつつも限られた中で医療活動を行っているとのこと。高知大の学生・教員も少し手伝って、岡山の開業医の先生の発案でU…

日本国際保健医療学会西日本地方会

昨日、佐賀大学の新地浩一教授が主催して行われた国際保健医療学会の地方会に参加してきた。前日の夜、会合があり、今日も朝から当直だったので、朝一で出かけ、終電で帰宅。かなりの強行軍だったが、久しぶりに載った新幹線が岡山から博多まで1時間半程度…

J. Hou et al. Suboptimal Selenium Supply-A Continuing Problem in Keshan Disease Areas in Heilongjiang Province. Biol Trace Elem Res 21 Jan 2011

Keshan Diseaseの頻度減少がSeの対象地域での増加と関係しているのかを検討。534例の毛髪、446の食事サンプル、180の土壌サンプルを収集して検討。好発地域の毛髪、食事(トウモロコシ)のSe濃度は他郡の住民の値とくらべ有意に低かった。Keshan Disease好発…

エコチル調査高知で始動

全国エコチル調査が今日から全国15か所でリクルート開始です。高知でも、高知市、南国市、四万十市、梼原町での妊婦さんを対象に今日から参加呼びかけを始めました。このエコチル調査は環境因子と子どもの健康問題がどのように関連しているのかを主な目的と…

岡山大学医学部公衆衛生学教室同門会

2年ぶりに同門会に参加できた。着いてみると、驚いたことに同級生の宮武伸行香川大学准教授が特別講演の最中。高校生のころ、同じクラスだった彼が自然気胸で入院したときに、私がノートを持っていってやったのに、期末テストで彼の方が上だった話や、大学の…

附属高松小同窓会

4年ぶりに高松で同窓会があり、参加してきた。昔は無かった埠頭の上にあるミケイラというレストランで、高知から車を飛ばしていったので、少し遅れて到着。残っていた席は、3年生のころから、連続4年間大変お世話になった恩師山田功先生の横で、嬉しさと恐縮…

環境医学教室+エコチルチームの誕生会

今日は9月の誕生日の3名の誕生会。ケーキを食べながら談笑した。いろいろなバックグラウンドのみなさんが、オーケストラのように調和してプロジェクトを進めようとしている。毎日、課題噴出。ブルドーザーのように前に進もうとしているところ。

研究協力課の歓迎会

今日は小槻理事をはじめ研究協力課の皆さんが集まり、新しいメンバーの歓迎会があった。うちのエコチルで事務の取り仕切りをしてくれている小松さんも参加。小林さん、西川さん、山脇さんともう一人、ハンドボールのコーヒー博士のお姉さんが新入りメンバー…

チェンデラワシ大学訪問

Selamat Jarangというのは行ってらっしゃい。チェンデラワシとは極楽鳥のことだそうで、10年ほど前にPNGで見たのを思い出す。学生交流の準備のために、チェンデラワシ大学を訪問。丁度、高地の種族の栄養調査に訪れていたこのチェンデラワシ大学と高知大学の…

エコチルにより教室スタッフ増加中

環境省のエコチル全国調査のユニットセンターに選ばれて以降、大変な状況になっている。昨年末から一気に忙しくなり、ここ2ヶ月ばかりはてんてこ舞い。今までの研究活動も地道にやっているので、スタッフも限界状況。特任教員、研究員も増やしたのだが、事務…

特別講義ILO川上剛先生

今日は大学院の特別講義でILOバンコクの川上剛先生が登場。わが国でも数少ない国際機関で大活躍中の日本人である。WIND, WISEなどの農村や小規模事業場を対象にした参加型の安全衛生改善プログラムで世界的に有名な先生であるが、昨年に引き続いて高知大学で…

日本産業衛生学会など

福井で学術総会があり25日から昨日28日まで参加。毎日、ほぼ3件ぐらいの会食のはしご。いろいろな人が集まってくるのでこの機会を捉えて、話をした。 初日は、学会とは関係ない人たちもわざわざ集まってくれたので、北陸先端大学の金子先生らとは研究のご相…

Physics of the Impossible: A Scientific Exploration into the World of Phasers, Force Fields, Teleportation, and Time Travel作者: Michio Kaku出版社/メーカー: Anchor発売日: 2009/04/07メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 2回この商品を…

ATS等で渡米

LAのラウンジで成田便の出発を待っているところ。そういえば、ここも32年ぶりかもしれない。アメリカに来る時、LA経由というのはほとんどなかった。大体、NY直行かデトロイト、シカゴ経由が多かったので。10歳のころ過ごしたLAがちょっと懐かしい感じで、Jer…

近況:教育について

昨年末の渡米以降の書き込みが全然ないが、そのころから始めた毎朝大学院生主体の抄読会はしっかり継続されている。四月からは出席表も作って月ごとに表彰しようかと思っている。ここ数ヶ月は、いろいろと忙しく、いつものことだが、締め切りに追われたり、…

H1N1現状

一昨日帰国した。モーガンタウンでNIOSHとウエストバージニア大学医学部を訪問。呼吸器内科と産業医学科を訪問し、そこのスタッフと議論を交わした。このことは、後ほど。 今日は、ATSのメルマガより。一万人の死亡があり、3分の一は若年者だが、季節性のイ…

シカゴRSNAつづき

朝からまた、無料バスに載って学会へ。学会場ではフードコートがあって朝ごはんが9.48ドル。ホテルで取れば20ドルはするので安い。デニッシュとコーヒーならば5ドルぐらいで済む。昼飯が10.57ドル。そういえば7.50ドルでチャイニーズのbuffetというのもあっ…

発表終了

口演発表は昨日終了。ジェットラグはこっちに向いて飛ぶ場合には、あまり強くないが、面白いことに場所が変わると大体5時ごろ目が覚める。これをあまり信じすぎても、爆睡して飛行機に乗り遅れそうになることになるのだが、昨日の朝も5時ごろ目が覚めた。今…

シカゴ到着

成田から10時間30分の旅でシカゴ到着。北米放射線学会で発表のため。出発まえに発表の日を間違えて、飛行機のチケットを発見してしまい、チケットもホテルの予約も取り直す羽目になってしまった。やはり予定は前々から立てておくべき。久しぶりのアメリカで…

近況

10月終わりから11月のはじめまで、今年2度目のコンゴ民主共和国訪問。ルブンバシ大学の産業保健コースの支援をするためと、キンシャサ大学との共同研究立上げのためだが、今回もアドベンチャーのような旅程だった。入国に際して、同行のNgatuさんのチケット…

Association between Tobacco Smoking and Active Tuberculosis in Taiwan: Prospective Cohort Study.

Am J Respir Crit Care Med 2009; 180: 475-480. 12歳以上の17,699人のTaiwan National Interview Surveyの参加者を2001年から2004年までフォローして得た57人の結核罹患者について、リスク要因を多重ロジスティック解析などで検討。喫煙者の調整オッズ比は1…

H1N1 vaccine in US

またしてもATSのメールマガジン。 米国では3週間以内、つまり10月の最初の週にH1N1予防接種が開始されるとのこと。最初の接種から8−10日で効果が現れるという。当初CDCは10月中旬から3週から4週間開けての2回接種を計画していたが、早期の集団発生の恐れ…

ATSのメンバー用のメール(マガジン?)だが、新型インフルエンザについて耐性ウイルス出現を心配して、重症な患者、合併症の危険のある患者に「熱があるときに」限ってタミフル、リレンザを使うようにという記事がAP, The Washington Postに登場。9例の…

韓日中産業保健集談会

先ほど、関空到着。27日からあった韓日中産業保健集談会に参加して帰ってきたところだ。わたしは昨日だけ朝からほとんど夜の12時近くまで参加して、前後1日ずつは移動日とソウルにいる友人との交流にあてたが、久しぶりのソウルで歩き回った。別に観光地を尋…

酸化ストレスマーカー

今日は大学院生のAndyが勉強中の酸化ストレスマーカーについて発表。先週の黒潮町でのフィールド調査でサンプリングした尿を使って、測定しようとしているマーカーについて発表。まだ、発表になれていないらしく足りない部分も多かったが、いろいろと資料を…

酸化ストレスマーカー

今日は大学院生のAndyが勉強中の酸化ストレスマーカーについて発表。先週の黒潮町でのフィールド調査でサンプリングした尿を使って、測定しようとしているマーカーについて発表。まだ、発表になれていないらしく足りない部分も多かったが、いろいろと資料を…

黒潮町ふれあい健診

5年前から整形外科と共同で行なっている黒潮町ふれあい健診。昨日から実際の健診が始まっていて、今日は私も参加してきた。今年から、当教室でも食事調査と呼吸機能検査、尿中の酸化ストレスマーカーの検査などを加えて、健診を実施している。また、例年通り…

Update in Lung Cancer

Blue JournalのUpdateシリーズ5月号から。今週はLung cancer、昨日の当教室大学院生のための疫学講義には風邪のため、欠席したNarongponさんが担当のこの日は責任感から薬を飲みながら発表。きれいにPPTにまとめて発表してくれた。臨床的な基礎的事項をバッ…