2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧
植木絢子先生の翻訳によるペッテンコーフェルの伝記が「知られざる科学者ペッテンコーフェル環境医学の創始者」として上梓された。[rakuten:book:12007486:detail]本国ドイツではかなり注目された本だったようだ。 コッホとのコレラ菌対決で有名な人物だが、…
今日は教室研究会で研究生の発表。運動関係の人が何人かいるので、運動生理に関する発表が時々あるが、この分野での常識を私たちがどれだけ知っているのかと疑問に思うこともある。幸い、運動生理関係の助手の先生がいるので、まだマシかもしれない。予防医…
CT検診学会で教え子に声を掛けられてびっくり。講義の後に時々質問にくる笑顔のいい子だったが、立派な呼吸器内科医になったとのこと。開口一番、「座長をやってるときの話し方が講義のときと一緒ですね。」と言われ、「えっ?」と思った。ほめられたのか…
今日は日本CT検診学会に参加。胸部CT研究会から昨年学会に格上げになった。らせんCT肺癌検診に取り組んでいるメンバーがメインだ。肺癌は男性の年齢調整罹患率が10万人あたり40名程度で毎年3万人以上が肺癌で亡くなる。私たちは、アスベストなどの粉じ…
ProMedという感染症のmailing listに登録しているとこういう情報も飛び込んでくる。以下、抜粋。 - Source: International Herald Tribune, Associated Press report [edited] Nepal's 84-year-old prime minister, 6 members of his Cabinet and 25 staff a…
企業にとってメンタルヘルスの問題は、関心の度合いに差はあっても、心配事には変わりない。経営者の方と話をすると、決まってギリギリの生活の中で何度も倒れそうになったり、もうだめだと思ったりと壮絶な経験を聞かされる。そんな体験がトラウマになって…
II.感染症疫学 感染症は疾病の成立を考える上で、最も単純なモデルといえる。病原微生物と感染経路、宿主の3要素で大体の説明がなされる。 感染症の公衆衛生的管理:微生物学、寄生虫病学などでの興味の中心は、ある病原微生物が、どのような性状を持ち、…
I.国際保健とは何か?: 主に、大英帝国の植民地政策や米国の軍事政策の一環として発達してきた熱帯医学・国際保健であるが、国際化時代にあって国境を越えた公衆衛生として捉えなおすことができる。公衆衛生は医療をも含む概念であるが、その原則は人間集…
じん肺の写真は、普通の医師ならば気付いてはいる細かい陰影を一定のルールに従って点数付けをする。そのルールを理解し、ルールに基づいたスケールである標準写真を引っ張り出して、一つ一つの写真に点数付けをするのが面倒なのである。これは慣れてしまえ…
ハッピーリタイアの話が、金持ち父さんがはやり始めたころから話題に上るようになり、類書も多く出た。楽をして若くしてお金持ちになることが成功だという考えが広まりつつある。アメリカンドリームのような話だが、これも価値観の多様化のせいか。とはいえ…
産業医先で冬は寒く、夏は暑すぎる建屋で作業している従業員の環境をどうにか改善したいと思っているのだが、うまい改善策が思いつかず(大々的に建屋をいじればどうにかなるのだろうが)何年も過ぎている。そこへ、今日は教授が主導している環境ISOの絡…
記号性とかブランドというのは、起業家にとっては重要なキーワードらしい。できる人は「自己ブランド」を持っている! (楽書ブックス)作者: 遠山善英出版社/メーカー: 中経出版発売日: 2006/12/19メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含…
朝から雪が降ったり止んだりしていたが、この冬初めて積もったようだ。