2007-01-01から1年間の記事一覧

防災訓練とトリアージ

クリスマスの25日は高知大学医学部で防災訓練とトリアージ訓練が行われました。平日なので患者さんもいる中でしたが、1時半に地震が起こったという想定で、それぞれの部署での避難訓練とその後の周辺地域からの被災者受け入れのためのトリアージ訓練が行われ…

ILO会議+AIR Pneumo

今日まで大阪堺の近畿中央胸部疾患センターでILOの専門家が集まりILOじん肺エックス線分類にデジタルエックス線への応用に関する会議が行われていた。福井大学日下幸則教授の主導の下に、アジアでじん肺読影医を育てるために立ち上げたAIR PneumoもようやくI…

Amati のバイオリン

いよいよ明日帰国となり、最終日はオーケストラを聴きに行こうと同行の村尾さんとシンフォニーホールに向かった。彼は上野浅草フィルハーモニーのコンサートマスターを務める鬼才である。途中、Bein & Fushiと書かれたバイオリンの写っているポスターがあり…

RSNA, Chicago

26日からシカゴで開かれているRSNA北米放射線学会に参加中。会場では東芝が320列のMDCTを展示しており、注目を集めている。256列で実験的に使用した経験を生かした市販版で既にオーダーが入っているらしい。大学病院にはこういうすごい機械を置いておきたい…

羽田着

外国にいると外国人に成り切っているが、日本に帰って来た途端に日本を懐かしがっている自分がちょっとおかしい。ホテルの広々とした部屋はいい感じだったが、やはり日本の家がいいとこころの底で思っているのだろう。

講習会最終日

いつもは5日間あるのが4日で終わりなのはどうやら金曜日がイスラムの国では休みだからの様です。短いようですが、結構参加した44名はILO分類に習熟したようです。完璧ではないようですが…。今夜の夜行便で日本に帰る予定。

ILO講習会二日目

今日は日本のじん肺対策の話をしました。じん肺診査医が決定している話をしたところ、非常に関心を持ったようです。ある面、責任を持つ人が決まっているということはありがたい制度です。管理区分のある意味を聞かれましたが、サーベイランスとして統計を残…

ILOのじん肺講習会

現在ジャカルタにてILOの講習会。42名のインドネシアの医師が集まっています。

ソファー

ここ数日間の強行軍の影響か大学に来たのはいいのですが、3時間ほどおやすみしていました。新しい部屋には応接セットがあって、横になれるぐらいの長さなので、ちょっとと思って転がったところ、異次元にワープしていました。昔、都立大塚病院の研修医室に家…

農学部の先生来室

昨日は農学部の桜井教授がいらっしゃいました。副学長なので大変偉い方ですが、非常に気さくな方でオルガンの名手だとのこと。アジア諸国で土壌に関するフィールド調査をされています。どうも私と同じような国に出入りしているようで(といっても大先輩です…

夜の歓迎会

先日のかいだ屋は昼の歓迎会でしたが、昨夜は夜の歓迎会が行われました。魚頭大熊というところで、なぜか高知は若者向けのちょっと洒落た居酒屋が多いようです。 ここに12人メンバーが集まりました。中村裕之前教授の頃のスタッフも2名参加し、リサーチコー…

Climber's high(クライマーズ・ハイ)

近日封切の映画ではないのですが、近頃毎日30分ぐらいかけて自転車通勤をしているので、大学に着いたときには、「やっとついた!」という感じで、大変幸福な感じがします。クライマーズハイというのはやや病的な意味合いが強いので、普通の登山をして山頂に…

環境医学教室始動

「かいだ屋」というのは高知のガイドブックにも載っていたお店で、セスナが店の前に飾っているうなぎ屋さんです。昨日昼どきにスタッフが歓迎会をしてくれました。頼んでから30分かけて焼き上げて出てくるうなぎは、福井でよく通っていた繊協ビル近くの天新…

高知大学医学部医療学講座予防医学・地域医療学分野(環境医学)

11月1日付けで高知大学医学部環境医学教授として着任致しました。しばらく教授が不在でしたので、秋丸、弘田の両助教(学内講師)と事務の楠瀬さん以外には誰もいませんが、最強のチームを作るべく頑張っていきます。大学院生、研究生は大歓迎です。職業性呼…

福井大学での最後の日

本日付で福井大学医学部を退職しました。明日からは高知大学医学部に参ります。 USMLE勉強会は福井大に赴任した8年前に始めましたが、しばらく途絶えていました。最近、一期生の土田先生がたくさんの参考書を大学に寄贈してくださり、英語の藤原先生の…

福井大の卒業生来室

昨日、3年ほど前にUSMLE勉強会を中心的にやっていた沖縄県立中部病院で研修をしている卒業生が訪ねてきました。教え子が訪ねてきてくれるというのは教育に携っている者が一番喜びを感じる瞬間ですが、社会に出て大きくなっている様子は大変嬉しいものです。…

石綿健康管理手帳の交付要件改正

石綿作業を行っていた者で石綿肺あるいは胸膜プラークがあれば、石綿健康管理手帳が交付され、労災病院など指定医療機関で6ヶ月に一度の健康診断を受けられるという制度があるが、10月1日より交付要件が改正になる。 変わったのは、以下の(2)(3)が加わ…

日本の社会戦略

日本の社会戦略 世界の主役であり続けるために (PHP新書)作者: 稲盛和夫,堺屋太一出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2006/11/16メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る京セラ名誉会長の稲盛和夫と堺屋太一の対談。貿易の伴う製造業はコスト管理が…

大学病院巡回点検=産業医巡視

私は産業医ではないのだが、今度安全衛生週間で話をして欲しいということで、それでは是非職場巡視に同行させて、とお願いした。職場巡視というのは、働いている皆さんを入院患者さんにたとえて、回診にいくようなものです。うちは産業医学の教授が産業医な…

総合科医

医師不足と私自身の財政難のために二日連続日当直をしています。救急車がひっきりなしにくるような病院でないからできることなんですが、准教授にもなって、こんなに泥臭い社会への貢献の仕方をしている医師というのはまずいないと思います(もしかしたら、…

故郷長崎の精霊流し

法人化の影響か14,15日は一斉休業というお触れが出たのをよいことに、30年ぶりぐらいに故郷(母方)長崎の精霊流しに参加してきた。西彼杵半島の樫山というところで隠れキリシタンの郷として有名なところだ。前回は祖父の精霊流しで見るだけだったが…

インジウム作業者の肺障害

Chonan T el al. Interstitial pulmonary disorders in indium-processing workers. Eur Respir J 2007;29:317-324. 108名のインジウム作業者について、血清インジウム濃度、KL-6, SP-A, SP-Dなどを測定、また、HRCTで肺内線維化、肺気腫について所見をスコ…

中年男性のメタボリック症候群と心肺機能の健康度

Relation of Low Cardiorespiratory Fitness to the Metabolic Syndrome in Middle-Aged Men. Am J Cardiol 2002;90:795-7. メイヨークリニックの重役健康教室(Executive Health Program)に参加した360名についてトレッドミルを使った運動持続時間(最大酸…

福井大病院で石綿無料検診開始

厚生労働科学研究費補助金がん臨床研究事業の研究班で石綿関連疾患のスクリーニングに関する調査研究として福井大学医学部附属病院で無料の石綿検診を本日より開始した。新聞等へも記事はまだ出ていなかったと思うのだが、既に予約が入っている。大学病院や…

柔道部OB会

約二年ぶりに福井大学医学部の柔道部の練習に参加。現役との試合もさせてもらった。といっても練習不足なので、上手に投げてもらおうと主将を指名した。彼は国体や全日本の体重別にも出場している猛者で同じ73Kg級とは思えない(昔は71級だったので彼のほ…

Best teachersの講義見学

昨日、学生の評価で上位の先生方の講義を見学できるとのことで、病理の先生の講義を聴きに行った。学生の評価に際して、われわれの講義の評価がなぜか数名の学生しか回答していないアンケートをもとに採点されるのは代表性を欠く評価結果だと憤慨してはいる…

Idiopathic Interstitial Pneumonia: Do Community and Academic Physicians Agree on Diagnosis?

Am J Respir Crit Care Med 2007;175:1054-1060. 39例のIdiopathic Interstitial Pneumoniaについて6名のAcademic clinicians, 3名のcommunity clinicians, 2名のacademic radiologists, 2名のcommunity radiologists, 4名のacademic pathologists, 2名のcom…

タイから帰国

行きの飛行機の中で急病人が出た際に、お世話したおかげか、帰りの飛行機もビジネスにアップグレードされていた。夜間の便だったので助かった。その日も、7時ごろまで会議をして、飛行場まで送っていってもらい、へとへとだったが、広いシートで足を伸ばし…

タイ出張

AIR Pneumo(Asian Intensive Reader of Pneumoconioses)の会議でタイ出張。これは日下教授の発案で日本産業衛生学会の職業性呼吸器疾患研究会と労働衛生国際協力研究会がタイのタイ職業環境医学会やタイ胸部疾患研究所などと合同で行っている国際プロジェ…

ATS in San Francisco

アメリカ胸部学会の国際会議に参加中。初めての参加だが、かなりの規模でどこで何をやってるのかつかみきれない。しかも、昨日ついたばかりでジェットラグから抜け出せずにいる。一休みしようとホテルに戻って夕方まで転がったままでいてしまった。職業環境…