国際保健

近況

10月終わりから11月のはじめまで、今年2度目のコンゴ民主共和国訪問。ルブンバシ大学の産業保健コースの支援をするためと、キンシャサ大学との共同研究立上げのためだが、今回もアドベンチャーのような旅程だった。入国に際して、同行のNgatuさんのチケット…

コンゴ民主共和国の結核問題

今年から大学院生に加わったAndreさんの発表。これまで携わった結核問題について話をしてくれた。コンゴでは医学部卒業までに卒業論文の提出が必須とのことで、その時におこなった未成年妊婦の調査についても少し話をしてくれた。現代社会で常識となっている…

ICOH4日目&5日目

昨日はじん肺DR導入についてのAl Flanzbrauの発表とドイツでのじん肺特にアスベスト関連疾患の管理状況についてのThomas Krausの発表、日下教授がILO分類の将来についてデジタル標準導入に関しての発表を行なった。とイツは我々が共同で開発したじん肺HRCT国…

ICOH二日目

本日はポスター発表だったが、隣のアメリカから来たお嬢さんのところにはたくさん人が集まっていたのだけれど、CT分類などというマニアックなことをやっているからか、殆どお客が来なかった。もう少しアトラクティブなポスターを作って、専門外の人が見ても…

キンシャサ・ルブンバシ訪問

ルブンバシ大学の学長からの招待を受け、コンゴ民主共和国の主要大学であるキンシャサ、ルブンバシ大学を訪問した。ルブンバシは銅鉱山をはじめとして様々な鉱山があり、広島、長崎の原爆の原料となったウラニウムを産出したところでもある。新設の産業医学…

ヨハネスブルグでトランジット

さらにヨハネスブルグでもトランジット。実は空港内にトランジットホテルがあったのだが、空港外にでてから尋ねたため、つかうことが出来なかった。ケープタウンでとまるProteaがやってるらしい。現在はGarden Court Southern Sunというホテル。ツインの部屋…

オバマ大統領の医療政策

ATSのMorning Minutesというのが毎日送られてきていて、あまりまじめに見ていなかったが、Obamaに反応して、すこし詳しく読んでみた。 Obama's healthcare plan to include tax hike on wealthy, Medicare cuts. というサブタイトルで、家族の年収が250,000U…

いろいろ

さて、今日の教室セミナーは、山田養蜂場のグラントをもらっている弘田先生が実験の進行状況について説明。まあまあうまく行っている様子。気管支喘息の動物実験系がいろいろと活用できています。学会発表等を乞うご期待。 また、Ngatu先生が先回に引き続き…

セミナー&アフリカ

大学院生Ngatuさんの塵肺エックス線読影講習の前後での医師の読影結果の変化についての検討。かなりStataの扱いに慣れてきたようで、結果をちゃんとLogファイルに残せるようになっている。感度特異度の計算もお手のもので一年間の修練の賜物だ。どうにか形と…

国際保健医療学会西日本地方会

朝7時の電車に乗って岡山まで行ってきました。50周年記念館というのはわたしが大学生だったころは無かった建物ですが、中々綺麗なホールができていました。体育館の周辺も工事していて、大分様変わりしそうです。 来春から大学院生となるNgatuさんは日本…

アジアへの技術移転など

じん肺などの職業性呼吸器病に限らず、職業病の頻度は当然途上国のほうが高い。戦後の日本がそうであるように経済の発展が何よりも重視され多少のマイナス面はいたし方が無いという考えが強い。日本などの先進国の失敗の二の舞を踏ませては成らないと考えて…