環境医学セミナー

本日は大学院生Ngatuさんが5月の産業衛生学会で発表予定の医師会認定産業医に対するじん肺胸部エックス線読影講習の前後での読影結果について発表。新しく加わったAndreさんも積極的に質問していた。じん肺胸部エックス線読影講習は有名なFelsonが米国のACR symposiumでやりはじめた実際のフィルムを使って個別のシャウカステンを使って読影実習をする方式を出来るだけ踏襲しているが、医師会の講習会や産業医・産業看護職全国協議会で我々がやったのは、十分な数のシャウカステンがそろえられないため、やや簡易版。それでも講習前後でプラーク指摘の感度、特異度に改善が見られた。
また、もう一つは隣の公衆衛生学の宮野伊知郎助教が本学の老年病科で先代の教授の頃から継続してフォローしている香北町での調査について、レクチャーしてくれた。このコホート調査も教室を挙げて、保健師さんたちをはじめ地域の人々の協力で続けてきたらしいが、市町村合併で介入の継続は難しくなったらしい。
今日はこれだけでもおなか一杯気味だったが、THE CELLの抄読を今日はちゃんとやった。最近の学生さんは英語の発音もよく、今回も前回に引き続き参加した竹崎君が流暢な発音を披露した。