黒潮町ふれあい健診

5年前から整形外科と共同で行なっている黒潮町ふれあい健診。昨日から実際の健診が始まっていて、今日は私も参加してきた。今年から、当教室でも食事調査と呼吸機能検査、尿中の酸化ストレスマーカーの検査などを加えて、健診を実施している。また、例年通り近くの小学生たちが「ふれあい」のタイトルどおりに健診の補助を行ない各所に微笑ましい光景が見られた。視察にみえた校長先生は「こういう機会は他にはない。学校で見せる表情とは違う。」と微笑んでおられた。
わが教室からは3人の外人部隊の大学院生の2人が片言の日本語で肺機能を測定。隣では熟練した本学附属病院の臨床検査技師平川さんが時々フォローをしてくれながら、どうにか日本語のまあまあできるNgatuさんと呼吸器内科医のNarongponさんがコンビでどうにか一人前の仕事をできるようになった。Andyも尿検査を一人で担当。大学に帰ってからも検体の管理を頑張ってやっている。
健診に来られたお年寄りは、それこそ88歳の方もいたので、年齢だけ見るとヨボヨボのはずなのだが、鰹のせいなのか、しゃきしゃきと運動機能測定をこなして、小学生には体力で負けないような人がたくさんいた。スーパー高齢者の集まりなのだろう。町で行なっている筋力トレーニングなどにも参加している人もいるようで、こういう健康増進プログラムの成果ともいえるだろう。こうしたスーパー高齢者と本当の支援を必要とする高齢者との比較や効果的な健康増進のプログラムを合併した町全体にまでひろげるにはどうしたらよいかというところが、今後の課題だろう。