シカゴRSNAつづき

朝からまた、無料バスに載って学会へ。学会場ではフードコートがあって朝ごはんが9.48ドル。ホテルで取れば20ドルはするので安い。デニッシュとコーヒーならば5ドルぐらいで済む。昼飯が10.57ドル。そういえば7.50ドルでチャイニーズのbuffetというのもあったな。そういうところには、体積が3倍以上はありそうな人が必ず一人や二人は来ていた。アメリカに来て日本に帰ると、日本人がいかにスマートか、何の申し分もない人が多いということに気づかされる。喫煙に厳しいところでは肥満にあまく、逆もまた真などと言われるが、頷ける。
び慢性肺疾患のCADに関係したQ-CTを扱ったセッションを聴講。日米の何人か知った顔もあり。この学会の面白いところは、別料金のリフレッシュコース(つまり復習コースということ、基礎の再確認的な講義)などがたくさんある。500以上らしい。その収入も多いのでメンバーや発表者からは参加費を取らないのか。日本の学会でもそういうことをやってみたら好さそうな気がする。基礎的・実用的な内容の講義と科学的な研究成果の議論は同じ場ではできないので、はっきり分けているわけだ。そうすれば、実務家も学会に参加する意義を見出しやすい。実務家=科学者でなければならないはずはない。
さて、4時ごろにホテルに戻って、Barnes and Nobleで"Christmas Carrol"を購入。昨日買おうと思っていたら閉店になってしまったMacy'sへ。金持ちが行くNordstromはどんな感じかと向かいにあったので行ったが、NYにあるのと様子が違う。よく見るとNordstrom Rackと書いてあって、これはラックにかかっている商品だけを扱っているNordstomの出店らしかった。Macy'sでは現在セール中で値札の半額かつMacy's cardを持っていればさらに20%offになる。Stanleyの最新書 "Stop acting like rich, and start living like millionaire"には金持ちはMacy'sのセールで買い物をして決して値札通りには買わないという話。取り敢えず実行してみた。娘用に見つけたセーターはラルフローレンだが8ドル!気に入ってくれればいいが。ただし、以前も子供たちのサイズを間違えて買ってきてしまい、すべて末っ子のものになったという前科もある。
あまり夢中で買い物をしていたためか。ちょっと遅くなってしまいシカゴ在住のこれも畏友の野村さんは既にホテルに着いていた。彼は2年前にわたしの100億基金計画を聞いてくれた人で、その時に、どちらが先に億万長者になるか競争しましょうと言って別れたのだが、今日はその報告会。シカゴで有名なCarson'sでrib steakを食いましょうという話になった。今まであまりうまいステーキにアメリカではあったことがない、と昨日の店の話をしようとしたところ、「ひとつあるんですが、そこはちょっと高いのでやめにしました」と最初から億万長者モード。このモードがなぜ億万長者なのかはStanleyの話を読めばわかる。野村さんはロバートキヨサキの本は読んでいないらしいが、やっていることはロバートそのもの。あと数年で彼は成功し、「億万長者は貧乏な時から億万長者の考えで生きる」なんていう本を出すんじゃないかと期待している。せっかくだから英語で書いてくれれば、私が翻訳家デビューをしようかと思う(ILO2000年分類を翻訳したことあるから、デビューは済んでるか)。
彼が言うには、富を独り占めにしても億万長者にはなれない、いかに多くの人と富を分かち合おうとするかを真剣に考えるかで億万長者になれるかが決まるとのこと。蓋し名言である。既に彼は億万長者の考え方で生きている。互いの研鑽と成功を祈念しつつ別れた。