近況

10月終わりから11月のはじめまで、今年2度目のコンゴ民主共和国訪問。ルブンバシ大学の産業保健コースの支援をするためと、キンシャサ大学との共同研究立上げのためだが、今回もアドベンチャーのような旅程だった。入国に際して、同行のNgatuさんのチケットがキャンセルされていて現金払いで払わなければならなくなったり、国内線で出発時間ギリギリに空港に到着して発券してもらわずに飛行機に乗せてもらったりと映画のようなシーンの連続。お湯の出ないシャワーやバケツに入った水にも慣れた。これがアフリカと割り切ってしまえば、結構楽しめる。日本の常識を持ち込むのが間違いのようだ。アフリカでの活動報告はそのうち多分教室のHPで公開予定。
さて、環境医学教室では今週から毎朝のJournal Clubを開始。畏友近藤格先生が先々週大学院の非常勤講師で来て、「恩師の難波教授からは殆どなにも教えてもらわなかったけれど、難波教授がすごいのは人を育てたことだ。教授の業績は論文の数ではなくて、どれだけ人を育てたかだ。」などと格好のいいことを言って帰っていった。彼はがんセンターの研究所で毎朝の抄読会を継続しているとのこと。私は良いと思ったことは取り敢えず何でもやってみることにしているので、即実行することにした。スタッフや大学院生の諸君もまた、教授がなんか言い出したとあきらめて、まじめにやってくれている。来週からの私の海外出張の間もきちんと続けてくれればいいが。昨日と今日はATSのBlue Journalからの論文紹介でした。
先週末は、教室ほぼ全員参加で徳島で行なわれた第53回中国四国合同産業衛生学会に参加してそれぞれ発表した。社会医学演習で昨年実験動物アレルギーに関しての結構良いレポートをまとめた学部学生のグループも発表した。