自己ブランド
記号性とかブランドというのは、起業家にとっては重要なキーワードらしい。
- 作者: 遠山善英
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2006/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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地方大学にも記号性を発揮している教官がいろいろな分野にいる。そういう人は概して一般書を出していて、自分の研究してきた成果を普通の言葉で説明し、実生活に応用できるように伝える能力があるようだ。こういうことは学問の世界では雑文を書くと言って、評価されないことが多いが、昔、英文学者の中野好夫が言ったように中学生にも分かる文章がよい文章らしいので、自分のやっていることを普通の文章で整理できるかやってみなければと思っている。
確かに、自分の得意分野・専門分野を確立するためには狭い領域をとことん突き詰めていくということが大切だ。どんなに小さな分野であっても、一番であればみんなに知られるようになるし、他の分野の一番と交流できるようになる。じん肺という自分が研究している職業病も医学全体での注目度は低いかもしれないが、それでこそ地方大学で追求できるテーマなのかもしれない。
このテーマをどういうストーリーとして意味づけできるかが問題だ。