環境医学教室+エコチルチームの誕生会

今日は9月の誕生日の3名の誕生会。ケーキを食べながら談笑した。いろいろなバックグラウンドのみなさんが、オーケストラのように調和してプロジェクトを進めようとしている。毎日、課題噴出。ブルドーザーのように前に進もうとしているところ。

研究協力課の歓迎会

今日は小槻理事をはじめ研究協力課の皆さんが集まり、新しいメンバーの歓迎会があった。うちのエコチルで事務の取り仕切りをしてくれている小松さんも参加。小林さん、西川さん、山脇さんともう一人、ハンドボールのコーヒー博士のお姉さんが新入りメンバーだったと思う。大学の研究者は事務関係の仕事は大変苦手なことが多く、このエコチルでも予算の計算などうちの教員・スタッフが四苦八苦してやっていた。事務のサポートが重要なところだが、交流も少なく意思疎通も難しい。こういうざっくばらんなところだと、心を開くというのも高知県民らしくてよい。
さて、話はどこからずれていったのかコーヒーの淹れ方の話や自家焙煎の話に発展し、わが友人のPeter DuveenのSiberian Cofee Pipeline Companyの話にはならなかったが、随分盛り上がった。その流れで、我が家のセラードコーヒーも話に登場。そうして、チャンデラワシ大訪問でいただいたお土産のコーヒーを今のみながらこれを書いている。

チェンデラワシ大学訪問

Selamat Jarangというのは行ってらっしゃい。チェンデラワシとは極楽鳥のことだそうで、10年ほど前にPNGで見たのを思い出す。

学生交流の準備のために、チェンデラワシ大学を訪問。丁度、高地の種族の栄養調査に訪れていたこのチェンデラワシ大学と高知大学の交流のきっかけとなった高知大学名誉教授の瀬口春道教授率いる神戸女子大学のチームとも合流し、公衆衛生学部で開かれた国際セミナーで、講演をする機会を得た。

わたしの話はいつもの通り、じん肺の話だったが、神戸女子大チームはほとんどタンパク質を取らない高地の種族についての興味深い発表があり、長年の交流の成果をみることができた。日本語教育も幾分なされていて、日本への留学の機会を狙う優秀な学生が多くいるようで、うまく発展できればと思う。

10年ほど前に、放射線科と産婦人科に3カ月研修に来ていたという現在ワメナの総合病院の院長をしているアントン医師にも会ったが、実務上のニーズから心エコーを学びたいとのこと。前回来日時は朝7時から10時まで毎日研修していたとのことで、受け入れ先からの評価もよかったと聞いている。

Soto Ayamという鳥を丸ごとスープにした料理に多分ビーフンを入れて食べるのがなかなかおいしい。東南アジアの国の中ではあまり抵抗なく食べられるものが多いと思う。Nasi Goreng(焼き飯fried rice)とか、Ikan Bakar(焼き魚)など食べ物の言葉は少し覚えた。フライと焼くという言葉にUdang(エビ)とかCumi Cumi(チュミチュミ;烏賊)などを付けていうだけでよい。それにAsam Manis(酢豚のような味付け)などのソースの名前を付けると料理が頼める。

ジャカルタの空港にいるが、Soto Ayamがあったので食べたところ。やはりうまい。

エコチルにより教室スタッフ増加中

環境省のエコチル全国調査のユニットセンターに選ばれて以降、大変な状況になっている。昨年末から一気に忙しくなり、ここ2ヶ月ばかりはてんてこ舞い。今までの研究活動も地道にやっているので、スタッフも限界状況。特任教員、研究員も増やしたのだが、事務仕事の増加が著しく新たに事務補佐員も2名採用した。事務長的な人員も補充し万全の体制を組む。
毎朝の通常の抄読会に加え、エコチル調査の抄読会も週一で昨日から開始。そのうち、エコチルユニットセンターのHPもお目見えすると思う。

特別講義ILO川上剛先生

今日は大学院の特別講義でILOバンコクの川上剛先生が登場。わが国でも数少ない国際機関で大活躍中の日本人である。WIND, WISEなどの農村や小規模事業場を対象にした参加型の安全衛生改善プログラムで世界的に有名な先生であるが、昨年に引き続いて高知大学でお話をいただいた。わたしたちの環境医学教室では、昨年から英語で提供する講義を大学院で幾つか開講しているが、大学院の特別講義に来ていただく先生方にも英語での講義をお願いした結果、快く引き受けてくださった。講義の後の質問のセッションも私の教室の大学院生から次々と質問が出て、ホッとな議論となったが、いつも分子生物学を主に研究している大学院生諸君にとっては、ちょっと場違いな気持ちがしたかもしれない。でも、技術移転の話、将来役に立つと思いますよ。

日本産業衛生学会など

福井で学術総会があり25日から昨日28日まで参加。毎日、ほぼ3件ぐらいの会食のはしご。いろいろな人が集まってくるのでこの機会を捉えて、話をした。
初日は、学会とは関係ない人たちもわざわざ集まってくれたので、北陸先端大学の金子先生らとは研究のご相談をしたし、福井にいた頃、幼保園や小学校の役員を一緒にやった人たち、この会は南さん、私、酒井さん、元井さんと4代のPTA会長が集まったし、幕内1千勝を達成した魁皇関にそっくりの奥出さん、福井医大第一期生の土田先生などが集まり、他ではできない話をした。その後、丸岡町在住の友人、平井さんとビジネスの話をした。
高知からは学会にスタッフ3名と大学院生3名の6名で参加し、交通費をケチるために車での大移動だったため、運転疲れ。学会の発表内容などはさておき、周辺事情のみ記録しておく。
福井大の日下幸則企画運営委員長の下、2300名を越える参加者で大盛況であった。多少部屋が狭かったのかもしれないが、廊下まで溢れる会場が幾つかあり、スタッフも参加者も相当苦労して参加したようだったが、一昨日の懇親会は福井の山海の幸が豊富に出たので少しはその苦労も癒されたのではないか。
我々は、これもケチるために懇親会は私しか出なかったので、最終日の発表が終わった後、天保年間より続く、嘗て宇野重吉がひいきにしていた三井屋で山芋蕎麦とおろし蕎麦を喰い、その後北北東に進路を取り、東尋坊で岩場をたどり、三国の福寿司で海の幸を堪能した。この名店でも、サーモンがネタとして挙がっており、若大将に聞くと、最近のお客はやはりサーモンを頼む人が増えているそうで、お客様第一でねたに挙がっているそうだ。そこから丸岡インターに向かう途中、丸岡町武道館に立ち寄り、高島監督をはじめ丸岡柔道スポーツ少年団の面々と再会した。見違えるように成長したミキティー君が主将とのこと、8月の日本武道館での再会が楽しみである。

Physics of the Impossible: A Scientific Exploration into the World of Phasers, Force Fields, Teleportation, and Time Travel

Physics of the Impossible: A Scientific Exploration into the World of Phasers, Force Fields, Teleportation, and Time Travel

*Physics of the Impossible
今日は富士通の村尾氏、高橋氏が来訪。村尾氏は嘗てシカゴのRSNAに共に参加し、CSOの演奏も聴きに行った仲だが、久しぶりに来て頂ける要件があった。食事をしながら、「近頃、何か本を読んでますか?」というので、出てきたのがこれ。一昨日LAの空港で購入し、読んでいるところ。Michio Kakuという物理学者の書いたものなのだが、The Impossibleを3つに分類し、Class 1は技術的には不可能だけれど、論理的には出来るもの、Class 2は論理の限界の境目、Class 3はそれが本当なら、今までの常識が間違いになるというものというわけ方で説明している。

いつも私たちが挑んでいるのは、Class 1ぐらいだけれど、それでは刺激が少ない。なにか「現実的」という言葉が似合いそう。それより、超越してClass 3あたりを狙いたいところだ。