黒潮町佐賀地区三世代健診

7,8月に行われる三世代健診について、従来整形外科の永野先生が事前の健康教育をされていたのを当教室のリサーチコースの医学生がピア教育としておこなうことになり、永野先生からご説明をいただきました。三世代健診というのは、お年寄りの転倒防止などを目指した体力測定の健診に小中学生が参加することでよい影響を互いに与えようとするもので、前任者の中村裕之先生らが整形外科と一緒に始められたものです。大腿骨頚部骨折は毎年18万人程度あるとのことで、寝たきりの大きな要因の一つです。整形外科は臨床科の中でも早くから予防医学に目を向ける医師が多く、WHOでも「運動器の10年」というプログラムを展開しており、厚生労働省が2000年に打ち出した健康日本21に相通ずるところがあります。

今後3週間をかけて、医学生8人が永野先生の講演内容を参考にしながら、健康教育の題材を作っていく予定です。明日も昼休みに集まって、検討をするそうです。