タバコ値上げ政策

JT木村社長のインタビュー記事が載っていたが、タバコ1000円政策は確か塩川正十郎氏が蔵相をやっていたときにも「600円ぐらいにしたら」という提案があったと思うが、遅いぐらいの話だ。私は中学一年になったばかりのころに、叔父がわざわざ長崎から尋ねてきて、「中学生になったのだから、タバコとパチンコはやっとかないと」と無理やり吸わされたが、むせて吸えるようにならなかったので吸わなかったが、TIME, News Weekの裏表紙にあるマルボロの宣伝を見ては「格好いいな」と思っていたものだ。
あまり禁煙禁煙というのも健康ファシズムみたいにも思えるけれど、敢えて毒性がわかっている有害物質を毎日何回も吸い込むこともあるまいと思う。そういうことを十分に宣伝し、教育し、吸うためにはかなりハードルがあるという環境を、健康増進法下の受動喫煙防止対策や青少年の喫煙対策としてのタスポ導入、成人に対する喫煙のインセンティブ低下のための値上げなどによって作り、それでも吸いたいという方には、どうぞご自由にというのが大人の接し方かもしれない。まじめな先生からすると、それでは手ぬるいということになるかもしれないが...。1000円値上げに堂々と賛成し、途上国にタバコを売りつけるなどということを言わなければ、JTを好きになる人も増えると思うが。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32612320080707