日本衛生学会

現在、第78回日本衛生学会に参加しています。衛生学の歴史ある学会ですが、疫学会ができて参加メンバーが減少したこと、衛生学という環境要因に関する予防医学に分子生物学の最近の知見を如何に応用するかについて道を模索している状態であることなどから、衰退気味の学会でしたが、今回は多くのシンポジウムを企画してあり、それぞれの分野で頑張って研究をしている研究者のエッジな研究がまとめて聞ける機会が多く、少し勢いを取り戻しつつあるように見えます。わたしもあまり参加していませんでしたが、学会誌もSpringerから出版されることになったようで、認知度も上がるでしょうから、トキシコロジーに関する研究はここで発表するようにしていきたいと思います。
　熊本は海を隔てて、故郷の島原と直ぐ近くですが、ちょっと里帰りはできそうにありません。11時ごろまで学会の延長とも、会食ともつかない食事をして、ホテルに帰る途中、珈琲人という地下にある喫茶店に入りました。中はレンガ造りになっているマスターの趣味の世界を具現化したような店でした。こういう店が熊本には多いような気がします。