知人、友人、信者?

船井幸雄さんによると自分との人間関係ですべてのひとは五種類に分けられるのだそうだ。まず、一番遠い関係がその他大勢、次に近いのがファン、そして、知人、友人、信者と続くのだそうだ。知人と友人の差を正しく認識していないと、退職した後、極端に孤独な人間になってしまうらしい。というのも、組織の中にいるときに仕事関係での知人を友人だと錯覚してしまっている場合が多いのだそうだ。
 友人というのは、電話で無理が言えるような関係、信者というのは家族や親族、限られた極親しい友人ということらしい。電話で無理を聞いてもらえるというのも肩書きなしで、頼めるということになるとかなり親しい友人じゃないと難しいだろう。自分が一本電話すればというのは、今の組織での肩書きが効いているというのではこの範疇に入らない。まして、信者となると友人であれば刎頚の交わり、桃園の誓いという世界に入ってしまうので、常人にはなかなか大変だ。
 しかし、人生を進めていく上で、仕事の上での業績以上にそういう人と人との関係を大切にしていくことの大切さを教えてくれた本

40歳から伸びる人、40歳で止まる人 (PHP文庫)

40歳から伸びる人、40歳で止まる人 (PHP文庫)

をご紹介します。