小児の中耳炎は経過観察で可か?

Google Newsで中耳炎は経過観察で可?という記事あり。
Forbesの記事にJAMA9月13日号(JAMA 2006;296:1235-1241)を引用して書いてあった。

  • 6歳から12歳までの283人のRCTを経過観察+処方(Wait-and See Prescription; WASP)群(n=138)と標準的な処方(SP)群(n=145)に分けて検討。ibuprofenと局所鎮痛剤を全例に処方。
  • 調査員が4-6日後、11-14日後、30-40日後に群を知らされずに電話で聞き取り調査。
  • WASP群がSP群に比べ有意に低い処方箋使用率(13% vs 62%, p<0.001)
  • 発熱、耳痛、救急外来受診の頻度は両群差なし。
  • WASP群では発熱、耳痛が処方箋を使う理由。
  • 結論:WASP法により抗生剤使用を抑制できる。